ANDBOX44でリビングPC

サンコーのAndroidネットTVプレーヤー「ANDBOX44」を購入してみました。HDMIでテレビに接続してAndroidを使用できるという製品で、最近多いスティック型デバイスのバリエーションモデル的なものです。製品情報はこちら。元製品は、中国CynmateのMP-A1というもののようですが、一応日本語にローカライズされています。

この製品、実はスティックデバイスで有名なMK802の互換製品らしく、CPU等のスペックがほぼ同等となっています。また、これもMK802と同様に、SDカードからLinux等をブートできる様子。こりゃ面白そうだという事で、実験材料として1機購入してみた、という訳です。

まあ、素直にMK802を購入する方が安かったのですが、ANDBOX44はUSBコネクタが2基あって配線の取り回しが楽そうだったこと、無線LANが無いかわりに有線LANが使用できること、電源ボタン(といっても直接電源がオフできるのではなく、タブレットの電源ボタンみたいなもの)がついていることから、ANDBOX44にしてみました。あと、本家MK802はかなり本体が加熱するようで、仮に簡易サーバーとして使用する場合に不安だった、というのもありますが。ANDBOX44の場合は、ケースが大きめのため排熱には多少余裕があるようです。

あと、この製品、公称スペックではCPUが1.5GHzとなっていますが、実際には1.0GHzでしか動作していません。これはこの製品の問題というより、CPUのAllwinner A10の公称値が「CPU1.0GHz + GPU500MHz」で1.5GHzのチップというフザケタ表記を行なっている事が原因のようです。日本ではとうてい通用しない理屈ですが、お国柄なんでしょうか。ちなみに、Allwinnerの新製品はクワッドコアになるようですが、この場合も「CPU1.0 x4」で4.0GHzと表示されるんでしょうか。さすがにそんな極端な表記をすればバレるか・・・。

で、実際にAndroid端末として使用してみた感じでは、Android4.0で使用する分にはそこそこ動作するかな、というところでした。起動したばかりの状態では、見た目が派手なランチャーから妖しげなオーラが存分に放出されている雰囲気でしたが、Launcher Proに置き換えたところ割と落ち着いた雰囲気になり一安心。中国製品らしく標準の状態でrootが取れており、Superuserを入れるだけでroot必須アプリも問題なく動作しました。ただ、この製品はMK802とは異なり、ファームを外から更新する方法が分からないため、無理な設定を行なって起動しなくなると完全にアウトぽいです。Android端末として使う場合は、カスタマイズはほどほどにしておいた方が良さそうです。あと、予想どおりでしたがフォントが中華です。上記のとおりrootが取れているので、フォントを変更すれば改善できそうですが、今のところAndroidを使用するつもりが無いのでそのままにしています。まあそのうち考えましょう。

さて、次はお楽しみのLinuxです。この製品はMK802用として公開されているイメージファイルとある程度互換性があるようでして、イメージファイルを書き込んだSDカードを差して起動するだけで、SD側からブートできるようです。ファームの破壊を気にせず試せるメリットがある反面、読み書きの遅いSDカードからのブートとなるので過度の期待はできない方法となります。

MK802用のイメージファイルですが、こちらのサイトで様々なものが公開されています。ざっと見たところ、代表的なものでは下記のLinuxが公開されているようです。
 ・Debian Wheezy
 ・Fedora17
 ・Gentoo
 ・Ubuntu12.04

他にもArchLinuxのGUI無し版などもあり、ヘッドレス運用には良さそうです。軽く試したところ、Debianのイメージファイルはログインできる事を確認しました。今回は時間が無かったのでネットワークが使用できるところまでは至りませんでしたが、次回はいろいろと試してみたいと思います。

追記) その後、Debian Wheezyのイメージファイルを試してみたのですが、どうやら有線ネットワークのポートが認識されない様子。どうしてもLinuxが使えないと困るひとは素直にMK802を買ったほうが良いかも・・・。

実のところ、本当にMK802用のイメージからブートできるのか不安で、買ったは良いけどAndroidしか動かなかったら(管理人的には)赤字だなあとか思っていたのですが、いろいろ試したところ少なくともブートできるイメージがあったので安心しました。性能的にどうこう言うべき製品ではないですが、いろいろ遊べそうで楽しみです。

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